幸せって?インドとスウェーデンと

インドのバラナシ、濁ったガンジス川、
インドの研究者も科学的な検査の結果汚い水だと判定した、
死者の灰やゴミが流れ、人々の洗濯場やトイレでもあるその川の水につかり
身体を洗ったり、水を飲んだりして、「自分の魂が清められている。」と信じ
幸せを感じている人々がインドには大勢います。
共感は出来ないけれど、その現実に対し、
「そういう人もいる。」「そういう環境もある。」とただ思うだけです。

インドの何千万人の人が、「こうすると魂が清められて幸せになるよ」と言ったところで、
日本人の多くは、「じゃあ私も幸せ生活のためにガンジス川につかって川の水を飲もう
なんて思わないでしょうし、水を飲んでも幸せを感じないはず。
それよりむしろ、伝染病になったり高熱出して苦しむだけだった、なんて事に
インド人がガンジス川で幸せを感じられるのは、そこでお浄めする事が幸せだ、と心から思い込む、
その思い込みの力によるところが大きいのでは?

スウェーデン人の言う、「幸福感」やら、「幸せな生活」とやらも、
インド人のガンジス川での魂のお浄めと同じような物。

彼らにとっては、本当に幸せを感じられる環境なのかもしれないけれど、
それ以外の人にとっては、必ずしもそうとは言えない。
同じ事をしたって、同じ気持ちになるとは限らない。

スウェーデンではこういう事をして、みんな幸せになっています!幸福度が高いのです!
さあ、あなたもスウェーデン流を信じて、スウェーデン流にならえば、幸せになれますよ・・・・・
といった内容の情報が、ヒンドゥー教ならぬスウェーデン幸福教(?)の信者たちにより
あちこちで広く布教されているようですが、人々はやはり「幸せ」というキーワードに弱いのか、
幸せを呼ぶツボや仏像を購入するかのごとく、「スウェーデン流幸福論」に食いついていますね。

そんな人々には、ガンジス川で幸せを感じているインドの人々の姿を見るなり想像するなりして、
よく考え直してみて欲しいなと思います
そうそうそれと、子どもの頃、チルチルとミチルの「青い鳥」の本、読まなかったかしら?

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スーパーのサラダバーにて

以前、どこにでもよくある大手チェーンのスーパーへ行った時の事。
自分で盛り付ける、量り売りのサラダバーのコーナーがあったので、
どんな種類のサラダがあるのかしら?と思い近づいてみました。
レタス、キュウリ、にんじん、トマト、オリーブ、缶詰コーン、小エビの水煮・・・・・
結構種類は豊富。10種類を超える食材が用意されていました。
サラダバーに置いてあるプラスチック容器に、自分の欲しい食材を好きなだけ取り、
レジで代金を払うシステム。
値段は、どの食材を取っても100gあたり10kr程度。

お客さんがプラスチック容器にサラダを取っていたので、
好奇心で見てみたところ、ちょっとびっくりな事が
その中年女性客の容器にたっぷりと入っていたのは、モッツァレラチーズ、オイル漬けドライトマト、
小エビの水煮。その3種類のみだったの。
いかにも、普通に買うと値段が高いモノのみセレクトしました!感がたっぷりで・・・・・
露骨だわ~。
普通に買うと値段の低めな、レタスとかトマトとかは、全く取らず。
スウェーデン人っぽい行動を偶然目撃!って感じで、若干微笑ましかったわ
値段的にはその方がお得といえばお得ですものね。
でもきっとパック入りの物よりは鮮度はずっと落ちているわよね。サラダバーは冷蔵されていないし。
他の学生らしきカップルのサラダの中身もこの際・・・と思ってチェックしたら、
彼らはレタスなんかの野菜数種類とパスタサラダを普通によそっていたわ。
ふぅ、みんながみんな食材の値段を考えて選んでいるって訳では無さそう?

病気で働けないスウェーデンの人たち

今日はスウェーデンの新聞記事を紹介します
スウェーデン語初心者向け新聞の8sidorからです。
素人的翻訳をしてみました
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「ますます増加する働けぬ病人」

数多くのスウェーデン人が病人です。
病欠の数が全ての職業において増加しています。
多くの病人が、心理的な問題を抱えているのだと報告しています。
彼らはストレスと憂鬱感があり、働くことが出来ません。

多くの人々が、心理的に調子が良くないので仕事を病欠する、と報告しています。
これは、病人たちが挙げる、よくありがちな理由です。
なぜそうなったのかは、私たちにはわかりません。
と、社会保険事務所のラウラは言います。

政治家たちは、そんなにも多くの人々が病気だという事を心配しています。
これには莫大な費用がかかるのです。

働けぬ病人にかかる一年間の費用は315億クローナです。(約4460億円)
この金額は、去年よりも10億クローナ(約142億円)も多いです。
ここ3年間で、働けぬ病人の為の費用は100億クローナ(約1420億円)増加しました。

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補足: 働けぬ病人、と勝手に訳しましたが、(病人は働けなくても当然だけど・・・)
これは、病気だから働けません、という理由で職に就かずに生活保護で生活している人と、
仕事には就いているけれど、病気なんで・・・と言い、病欠を取る人の両方。
スウェーデンでは、仮病を使い仕事をせず、政府のお金をもらうというズルをしている人が
たくさんいる、というのは有名な話です。

日本にいる、ニートや引きこもりと呼ばれる人とちょっと似ているようにも見えますが、
日本のニートたちは楽して得しよう、というつもりは基本的にはない所が
スウェーデンの「働けない病人」とは違うと思います。

さて、本当にスウェーデン人(&移民)はそんなに病弱なのか?
そんなに心理的・精神的に病みまくっているのか?
まあ、確かに彼らはちょっと変わっている人たちではありますが・・・・・

スウェーデンの彼らの病は単に、
「やる気が無い病」とか、「面倒くさい病」とかなのだと思います。
毎日つまらない仕事をやって得るお給料と、
自由に好きな事をして自動的にもらえる社会保険や生活保護の金額が、
あまり大差がないのなら、
仕事するのなんかバカバカしい、働かないでお金をもらう生活がしたい
自分は病気なのだ、という事にして休み、働かずにお金をもらおう
だってそっちの方が断然楽だし、お得だし
となってしまうのも無理はないのかも。

スウェーデン内のムスリムもきっちりグループ分け

SFIと呼ばれるアラブ系難民やその家族の大群(地域により差がある)と一緒に
初級スウェーデン語やアラブ文化や貧困国等について
学ぶ(我が街の場合)学校があり、
私もそこで難民まみれになり
スウェーデン語やアラブ文化等を授業で学びました。
最初私の中ではムスリムはムスリム同志という事で、
みな仲間意識が強いのではと思っていましたが、
しばらく経つと微妙にグループ分けされているらしい事に気づきました。
やはり、シーア派とスンニ派は距離を置いていたし、
クルド系はクルド系グループを作っていたし、
中東系ムスリムとアフリカ系ムスリムの間にも距離があったり、
中東系の人の中にはアフリカ人を見下す反面、
白人には満面の笑顔ですり寄ってゴマする人もいたり、
スンニ派の人からコソコソと
「あの人とは絶対話しちゃダメよ!私あの人嫌いだから。」
とシーア派の人のことを指して言われたり、
コラーンの教えについてスンニ派とシーア派の人で、
それは違う、そうじゃない、とお互いかなり激しく
言い合いになったこともあったりしました。
問題を起こしてスウェーデンから追い出されてはたまらないという事で、
大問題になるほど派手にぶつかりあう事はありませんでしたが、
内面は穏やかではないようでした。

私思うのですが、
企業や大学院などにいるムスリムの人々は特殊な人種だと思います。
彼らは面接などを経て、選抜された特殊な人種であり、
上澄みのようなもので一般的ではありません。
そういう姿しかしらない人には、
SFIなどの選抜されていないゴッタ煮状態の場所にいる
ムスリムの生態は全く想像できないと思います。
想像を超えるありえない言動行動、
もっと多くの人が知っていた方がいいのではと思うのですが。

海外在住者にありがちな現象

日本を離れてから何年も経つ海外在住者にありがちなのが、
日本に対する記憶とか、日本の状況についての情報が、
その人が日本を離れた時のまま、ほぼ止まってしまっていて、
古いまんま、アップデートされていないんだけれど、
自分はその事に気づけていない、という現象

今住んでいる国は、こんな感じです。
日本だったらこんな事は絶対ありえないです。


・・・的な意見、感想を持っている人がいたりするけれど、
実は、その人の頭の中にある日本の状況とは、
5年とか、10年近く(下手するとそれ以上)も昔の日本の姿なんじゃないかって気がする事があるのよね。
それかその人が住んでいたであろう、日本のどこかの街でのお話なのかなって。

日本って広いし、人口も多い国だから、色々なのにな~
私の住んでいた街ではそうではなかったけれどな~
昔はそういう感じだったかもしれないけれど、
何年も前に状況は変わったし今はもう違うのにな~
などと、思ったりする事がありますね。

まだ海外生活を初めて数年以内の人の発信する海外情報(意見、感想)の方が
外国の価値観にあまり染まっていない分、
そして、日本についての新しい情報や状況を身を持って理解している分、
より信憑性が高いと思うのよね。
(でもまあ、長く住んでいなければ見えない、気づけない点も多々あるという事も承知済みですが。)

外国に住むと、嫌でも知らず知らずの内にその国の影響を受けて、
日本の価値観をどんどん忘れていき、
その代わりに滞在国の価値観に徐々に染まっていき、
無意識のうちに感覚が変化してしまうのです。

なので、海外生活が長い人の意見は、
日本の価値観を忘れかけ、頭の中にある日本の姿は随分昔のまま止まっていて、
滞在国の価値観に染まりつつある人の意見だ、

という前提のもと、耳を傾けてみた方がいいのかも(良くも悪くもね)と思う今日この頃です
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スウェーデン在住のBraです。海外在住ブロガーやフリーライター、その他メディアがあえて伝えない、書きたがらないスウェーデンの一面を主に取り上げています。

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