スウェーデンにもある「ヨーロッパの植民地支配的な考え」

昔、多くのヨーロッパの国々が数多くのアフリカやアジアや
中南米の国々を彼らの植民地にしていた頃、
少なくない数のヨーロッパ人が彼らの植民地へと移住し、
現地人を奴隷として使っていました。
奴隷政策でたっぷりと稼ぎ経済的に潤った非常な豊かな日々を送る彼らの生活で、
炊事、洗濯、掃除、子供の世話、病人や年寄りの世話などは、
当然、現地人の奴隷の仕事。
自分たちはやりたい事に専念したり、パーティー三昧の享楽の日々。
古い小説などで、そういう生活ぶりが垣間見られます。

そういった植民地支配の長い歴史があり、いまだにその感覚が根付いているからこその、
家事や子育てや老人の世話という仕事を見下したり、嫌がったり、
軽率に扱う感覚が現在もあるのです。
そういったレベルの低い仕事はしたくない。
自分が家事等をしなければならない場合は、女性差別だの蔑視だのと言うけれど、
他人が自分の代わりにする分には、全く問題なし。
そういう事はこの私ではなく、下々の者たちがする仕事だ、という感覚。

スウェーデンもその傾向が強いのです。
(まさか、「スウェーデンは過去に一度も戦争とか植民地支配をしたことが無い国だ。」
なんて思っている人はそうそういないとは思いたいけれど、
もしかしたら意外といるのかしら・・・・・)


たとえ奴隷を使っていたような身分の人々は少数派でも、
そういう感覚は社会全体へと影響を与えるもの。

ところで、
去年だったか日本で、スウェーデン人女性による、理想的なスウェーデン社会だか何だか
についての講演があったそうで、たまたまその宣伝をどこかのウェブサイトで見ました。
そこで彼女のメッセージとして、
「スウェーデン社会は移民無しでは成り立ちません。」
「数多くの移民がスウェーデンに来て、彼らが清掃や老人の世話の仕事をやってくれているおかげで、
私はこうやって自分の好きな事を好きなだけする事が出来、幸せな人生を送っているのです。」
「移民の皆さんに感謝しています。」
「日本もスウェーデンの様に、どんどん移民を受け入れることをオススメします。」
みたいな内容の事が紹介されていました。

これって・・・・・
面倒な事はガイジンの奴隷たちがやってくれているから、
自分のやりたい事が思う存分に出来てラッキーよ~。
しかも、奴隷のお給料は他人のサイフから出ているから全然痛くも痒くもないしね~!
素晴らしいシステムだわ~、これぞ理想的だわ~!

という意味の事を、スウェーデンお得意の、例の「聞こえの良い表現」に変換しただけよね?
家事、老人の世話=面倒な事、価値の低い事
ガイジン=身分が低くて、面倒な事をやる奴隷
っていう隠れたメッセージが思いっきり透けて見えてしまっているの。
もしかしたらその女性、そんな事には自分では気づいていないかもしれない。
こういう所、とってもスウェーデンらしい発想。

さて、よその誰かさんが、
こういうのイイよ~、幸せよ~、素晴らしいよ~、と言っていたら、
よく考えずにそれを鵜呑みにしたりマネをする事が本当に賢い選択なのか、
ちょっと考えてしまいますね。

「優しい国スウェーデン」の男

異人種の女性と付き合ったり結婚(同棲)する男性(スウェーデン人)は
他国と比較してずいぶんと多く見られます。
特に多いお相手はタイとフィリピンの女性。
どっちも男性のお楽しみの国、かつ白人狙いの現地女性が多い事でも有名なので
当然と言えば当然の結果かもしれません。

スウェーデン人男性は、定職に就いていなくても、定収入が無くても、貯蓄が無くても、
平気で外国人女性をスウェーデンに、サンボまたは妻として呼び寄せます。
無謀に見えますが、下手すると無職でも子供も作ります。
しかしそんな仕事の無い男性からは、養ってもらえる保証はありません。
貯金がある女性は、貯金を切り崩して生活すればよいのですが
そんな生活にも限度というものがあります。

なので大抵そういう女性は、勉強の為というよりも、
CSNという所から出る「学生補助金」という名の生活費を目当てに、
Komvuxやその他の、授業料無料の学校に通い、
「今期は毎月いくらいくらお金が貰える!」と血眼になって
CSNからの手紙に記された学生補助金の額を見つめます。
関心があるのは、「来学期はどの科目をどれだけ受ければ、
一体どの位の額のお金が貰えるのか?」という事。(←これは難民たちも同じなんですけれども。)

彼女たちから聞くスウェーデン人の彼の実態は、
優しい。
でも、無職なのに炊事、洗濯、掃除などの家事をしない。
子育て手伝わない。
ソファーに座ってずっとTVを見てばかり。
週末なのにどこも出かけなくてつまらない。
とにかく無口。
話しかけても、大抵ウンとかフーンとかの返事だけ。
「今TV見ているから・・・」と言い、コミュニケーションが無い。

まあ、もちろんそれだけって事はないのでしょうが、
嬉しそうなノロケ話がさっぱり聞こえてこないのは不思議。
優しい、くらいなものかしら。

そんな自立心に欠ける情けない男でも、
手厚い(?)社会保障が優しく面倒みてくれるから、安心して暮らせる(?)豊かな(?)社会。
らしいですけど、どうなのかしらコレって?
「画期的!弱者増長製造システムで自立心の必要なし!幼児並みに甘えた考えのままでも生活可能!
さあ、何かあったら政府に何でも面倒をみてもらおう!自己責任不要!夢の安心おまかせ社会!」
って事なのかしら?

私はそんな責任感も甲斐性も無い男性は要らないですが、
母国でさんざん貧しさを味わってきた彼女たちにとっては、母国脱出、そして
ノドから手が出るほど欲しい「先進国での生活」へと食い込むための、
夢をかなえる魔法の鍵のような、
永住権(または彼の家族からの遺産?)を手にするまでは死んでも手離すもんか!となる
貴重な存在なのかも。
プロフィール

Bra

Author:Bra
スウェーデン在住のBraです。海外在住ブロガーやフリーライター、その他メディアがあえて伝えない、書きたがらないスウェーデンの一面を主に取り上げています。

最新記事
最新コメント
カテゴリ
カウンター
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR