来年サーブ車消滅

そういえばサーブ車が市場から消滅のニュースがありました。

名車「サーブ」が来年消滅へ 継承の中国企業が発表
http://www.sankei.com/economy/news/160622/ecn1606220017-n1.html

さすがサーブは軍需産業系の会社だけあって
作る車も見るからに頑丈そう。
無くなってしまうだなんて嘘みたい。
こちらでもサーブはめったに見かけなくなっています。
ボルボはとても多いのですが・・・。特に田舎地方に多いです。
首都だとボルボ率が低めで代わりにドイツ車が多かったです。

このニュースで思い出したのがとあるスウェーデン人の先生の事。
年代は推定50代後半の男性。
数年前ですが、世界の車産業の話題が出た時に、
「サーブは良い車なんだ。本当~に良い車なんだよ・・・」
「でも、ドイツやフランスやアメリカの人々が、
愛国心でもって自国のメーカーの車ばかり買うものだから、
サーブがあまり売れなかったんだ・・・」(ちょっと憎々しげな感じで)
「ドイツやアメリカと比べるとスウェーデンは人口が少ないから、
購入者数が十分じゃなくて・・・」
「だからサーブは衰退してしまったんだ・・・」
「サーブはとても良い車なのに・・・」
と遠い目をして熱っぽくも切なそうに語る先生。

そして、
「今後、車産業で成長し高い普及率を誇るのは韓国車で、
今後、最も経済発展する国は韓国だと思うね!」
と自信たっぷりに断言して話を締めくくりました。
その数年後の現在なんですが・・・
先生の予測は見事に大外れしてしまいました。
少なくともスウェーデンではそうですね。(欧州大陸も同様かな)
(かの国の車は普及率低いですがスマホは難民・貧乏国移民界においては人気No.1でした)

サーブが良い車っていうのはわかるけれども、
衰退したのはドイツ等の愛国心のせいと
スウェーデンの人口が少ないせいって言うのは
無理のあるこじつけじゃないの?と密かに思った私。
巷で絶賛されているらしい「スウェーデン流、労働者に優しい働き方」
の悪影響も関係しているのでは?という気もしてしまいます。
でも先生の頭の中では、そういう事になっているらしいです。

サーブの看板商品(?)戦闘機のグリペンは、
世界でも好評らしく、売り上げも好調。
こちらは今のところ消滅の危機は全く無いようです。
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Re: 侮れない貴族文化

なるほど~、貴族文化ですか。欧州方面は階級社会があり貧富の差もすごそうですからね。
お金に糸目をつけない裕福階級があって贅沢品の需要が大きいから、夢を与えるカッコいい高級車を作れるのですね。我が街も、爆音車とかシャコタンとか汚いあの車じゃなくて、ピカピカのベントレーやアストンマーチンばかりだったら、気分が上がるんですけどね~(笑)

侮れない貴族文化

確かに英は技術力の点では見劣りします。製造業を捨てた国です。昔ホンダがBLMCと提携した時に驚きました。ホンダが教える一方だったのです。

しかしながら当時のジャガーをホンダで作れと言われても不可能でした。そう言う高級車造りの概念がないのです。今でもそうです。庶民文化の日本では無理なのです。

先日ベントレーコンチネンタルのコンバーティブル(日本価格2650万円)に乗りましたが、テンション上がりました。(笑)オシャレで度派手ながら気品がある、こういうクルマを作ってみたいと心底思ったのです。

アストンマーチンも走ると大した事ありませんが、見る分には最高です。上手く言えませんが、もの凄く格好がいいんです。いつになったら日本で作れるかと言えば絶望的な気分になります。

いいか悪いかは別にして、日本にはそう言う文化がないのです。つまり英国には超が付く大金持ちがいて、その連中をたぶらかして大金をせしめようとする労働者がいる訳です。

日本では、私もそうですが自分が乗るクルマをイメージして作ってしまうので、いつまで経っても貧乏臭いのです。(笑)

Re: 牙のない虎

そうですね。あの戦争で日本があれほど健闘しなければ、今頃日本も植民地で皇室も伝統も消え、私たちは貧しい奴隷になっていたかも?!
牙の無い虎、抜かれたのか退化したのか・・・またそのうち生えるんでしょうかねぇ。日本人が自分を猫だと思い過小評価しているのは、謙虚を良しとする価値観のせいもありますが、メディアからの、日本は世界の笑いもの~、世界から嫌われている~、本当は大したことない国~、という類のプロパガンダの影響もあるのかという気もします。疑う事を知らず真面目に信じている人が多そうです。

独仏伊はわかるのですが、英の技術と文化とは?昔は科学者が大きな発見や発明をしたり、蒸気機関車や機械など作っていましたが、現在は工業はとっくに衰退し金融ぐらいしか強みが無いという印象です。文化の方は、サッカー、競馬、バレエ、アフタヌーンティあたりでしょうか??
英は独仏伊と比べると特にこれといった物が無い衰退した国に見えてしまいます。

牙のない虎

誤解を恐れずに言うならば、有色人種の国では日本だけが特別です。日本がなければとっくに全て欧米の植民地になっていたでしょう。それを妨害したのが日本ですが、それが良かったのかどうかは今後の歴史が証明します。

欧州の技術や文化、特に英、独、仏、伊は見るべきものがあります。日本が見習うべき事も多いのですが、問題はスローな事です。日本の方が時間の進み方が早いので、欧米はどうしてもその分遅れを取ります。

彼らはそこを問題にして日本異質論を振りかざしますが、日本人は謙虚(鈍感)なので自分たちが恐れられている事を認識していません。よく言われますが、「日本人は自分の事を猫だと思っているが、外から見れば虎にしか見えない」まあでも、今は牙のない虎です。(笑)

Re: 日本の不幸

田中様
サーブは時代の変化に対応出来なかったのが問題だったのですか。残念ですね。先生の愛国心説はやはり的外れ(笑)
サーブもボルボも「中国と組んだからもう将来安泰!」と思っていたのかも?ボルボは国内では強いですが欧州大陸では日米独伊仏の車と違い、ほぼ見かけないんですよね。心配。

そうそう、日本と中韓は距離が近くて顔が似ているから、中身もだいたい同じでしょ!みたいな乱暴な認識の人が多く、もうぶっ倒れそうな気持ちです。誤解を解くべく違いを説明しても、実態を見ていない人にはピンとこない様で冗談だと誤解された事も(涙)ちゃんと違いを理解してもらえる良い言い方が知りたいです!

彼の国ではエンジン開発も出来ず日本の技術を使用していただけとは!欧州人達は彼の国が一から色々な高度技術を開発したものだと思い、技術の発展と成長力が目覚ましい彼の国に大きなビジネスチャンス有り!と夢見る訳で、もう何と言ったらいいのやら・・そう思ってしまうほど欧州の技術力が落ちぶれてしまったのですかね。

日本の不幸

SAABは確かにスポーティでいいクルマなんですが、開発力という点で、私が参画していた時代から既に立ち後れていました。それは主力車種のサーブ9000がイタリア(ランチア、アルファロメオ)との共同開発で、しかもメインとはいい難い役割分担だった事からも窺えます。時代についていけなかったのでしょう。

さらに国内にはボルボという強敵がいます。従ってどこかに吸収されるか消滅するかしかなかったというのは流れとして当然という感じです。しかし、よりによって継承するのが中国企業というのは最悪です。今後に期待が持てません。

まあ、相手にしてくれるのが、そこしかなかったと言うべきかもしれませんが。。

欧米で韓国や中国を過大評価する人が多いのですが、日本と同じような国だと思っているからでしょう。実は日本の技術や資本がなければ何も出来ない国です。これまで散々技術を教えて資金援助もして来ました。

自動車にしても韓国や中国はエンジンひとつ自分たちでは作れません。中国では大半が三菱製(現地生産)だし、韓国も現代自動車が三菱のエンジンをベースに改良を重ねているだけです。だからいつまで経っても日本製より優れたエンジンが作れません。

中国と韓国の幸運は近くに日本があった事で、日本の不幸は近くに中国と韓国があった事です。
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Author:Bra
スウェーデン在住のBraです。海外在住ブロガーやフリーライター、その他メディアがあえて伝えない、書きたがらないスウェーデンの一面を主に取り上げています。

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