我が街の物乞いに思う事

我が街のスーパーや国営酒屋の入り口に「職業物乞い」が
常駐するようになってずいぶんと経ちました。(2年くらい?)
ある日店内から出ると、物乞いが荷物をまとめ
立ち去る場面に偶然出くわしました。
時刻は夕方5時50分頃でした。
ふと、どこへ行くのかな~と思い、一定距離を置きつつ
追跡してみよう、と思い立ちました。
すると、そこから徒歩10分程度の場所にあるスーパーへ向かい、
店の入り口に座っている別の物乞いと話しはじめました。
どうやらお仲間の様子。
それを見届けてから私はそこから去りましたが、
多分6時にお迎えの車が来て帰宅するのではないかと思いました。
以前他の人から、夕刻にそのスーパーから物乞いが車に乗り、
去って行ったという話を聞いたことがあったので。

物乞いたちはルーマニアやブルガリアから来たロマ(ジプシー)
だと言われています。
ロマの特徴として、彼らは学校に通ったり定職に就いたり、
法やルールに縛られる生活を嫌い、一般社会とは一線を引き、
自由気ままに独自のルールで生活を送るという伝統があります。
先進国の常識は通じません。

彼らは古ぼけたスーパーのビニール袋に入った荷物や、
寒い時期だと汚れた毛布などと共に店の入口前にボーっと座り、
時々「ヘイヘ~イ」とやる気なさげでニヤついた調子で
声をかけてくるくらいで、特に危ない事はしてこないです。
たまにスマホで音楽をけっこうな音量で流し音楽鑑賞したり、
何か食べながら座っている人もいます。
彼らがいつも座っている地べたは黒っぽくシミが付いていて、
プラスチックカップが置き去りになっていたりします。

自分は可哀そうな人なんですアピールをして同情を買えば、
労働せずに楽にお金が手に入る国がある、
という事を知っていてはるばるとやって来た職業物乞いには、
寄付をする気はおきません。

行政が何もせず放置しているのを不思議に思いましたが、
我が街には「物乞いは物乞いをする権利がある!」などと
物乞いに擁護的な人が行政に言ったため、
我が街の行政は物乞いを放置する事にしたらしいです。
言っている本人は「自分って人道的」と自己満足でしょうが、
そんな綺麗事を言っていると「スウェーデンは稼ぎやすいらしい」
と彼らの仲間内で評判になり、他の国のお仲間たちも
どんどんやってくるのでは、と思ってしまいます。

欧州裕福国の人々は貧国の人々のメンタリティを
なかなか想像できないように思います。
貧国生活経験のある人が、現地社会や人々の様子を伝え、
裕福国とは全然違う世界であることを説明しても、
なぜかその話を信じる事を頑なに拒否する人、
差別主義発言としてたしなめ、現実を直視しない人が多いと思います。
どうして証拠に基づいた現実を知る事を拒否し、
自分の理想と想像こそが現実だと盲目的に信じこむ事に
固執してしまうのか・・・
彼らは理想主義色が強すぎてあまり現実的に物事を考えられないのかな?
と思ってしまいます。
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スウェーデン在住のBraです。海外在住ブロガーやフリーライター、その他メディアがあえて伝えない、書きたがらないスウェーデンの一面を主に取り上げています。

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