魚屋さんにて

スウェーデンには、魚屋、肉屋、八百屋、といった
個人商店の類はほとんど見あたらないのですが、
ショッピングセンターなどの色んなお店が立ち並ぶ場所で
たまに小規模な魚屋のお店を見かけます。
売られているのは半分くらいが数種類の魚の燻製で、
あとは生の鮭、皮無しの生タラが主で、他に小さいニシンや
カレイの一種、ムール貝、とびっこみたいな魚卵、
茹でた手長エビやカニや甘海老があったり無かったりします。
冷凍の魚も一緒に売っている店もあります。
お刺身用の魚(鮭、鮪)は運が良ければあるかな?という感じで、
ほとんどはくったりした鮮度がイマイチな魚です。

ある魚屋さんでたまたまイクラを発見。実はニジマスの卵らしい。
これは新鮮だし品質もすごく良いよ、と店長さんが言って
味見をさせてくれました。
ちょっと皮が厚くて固めで小粒だけれど味は鮭のイクラとそっくり。
「美味しい~、これ、私の好物なの。ご飯にのせて食べたいわ!」
と浮かれる私に店長さんは、
これは元々は粒が全部くっついていて、なかなか取れないんだよ。
だから水の中で粒をバラバラにほぐす作業をするんだよ。
と、筋子をイクラにする作業について教えてくれて、
いや、大抵の日本人はそれ知っているから・・・と内心思ったけれども、
まさか日本人にそれ(筋子→イクラの工程)を説明する?という驚きと
店長さんの、この話にビックリしたでしょ?と言いたげな表情を見て、
その事は口に出せませんでした。

私が陳列されている茹で甘海老を指して、
これが生だったら良いのに。日本では生で売られているのよ。
茹でないでお刺身で食べたいわ~と言った所、
これはね、生だと味が全然違うよ?塩味が全然しないんだよ?と
店長さんがこれまた私に、
「勘違いをしないよう大事な情報を教えてあげるね。」といった感じで
とても親切な様子で言ってくれたので戸惑ってしまいました。
日本人にそれを説明するか・・・!ってね。
またしても、そんな事は私の方がよくわかっているとは思っても
言わなかったのですが。言った方が良いのかしら・・・?

また今年は鮭の値段が例年より3割以上高くなっているとの事。
その理由は、ノルウェーの鮭の養殖場で病気が流行ったため、
収穫量が落ちたからだそうです。

ニジマスの卵は後ほど家でほかほかご飯と一緒に食べました。
皮が固めでつるっと飲み込みがちなので気を付けつつ、
北海道で食べたイクラはぷりぷりで美味しかった~とか、
日本の本当のお寿司が食べたいわ~など色々思いながら、
じっくりと味わいました。

なにかというと日本の事が頭に浮かび、
色々問題もあるけれど、やっぱり一番日本がいい国だわ
とすぐに思ってしまいます。
特に食べ物はそうですね。
食に対する日本人の情熱ってほんと尋常じゃないわ
フランス人やイタリア人もだと思うけれどね
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スウェーデン在住のBraです。海外在住ブロガーやフリーライター、その他メディアがあえて伝えない、書きたがらないスウェーデンの一面を主に取り上げています。

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