移民たちからのこの国の医療へ対する評価

移民たちとの会話で、母国とこの国の医療制度の違いについての
話題が出た事がちょくちょくありました。
私が話を聞いたのは、イラン人、インド人、タイ人、ロシア人です。
なぜか全部否定的な意見ばかりでした。
共通する意見は、病院の数が少なく、しかも個人で連絡して診察予約を
出来ないのはおかしい、不便だ、というもの。
みな、自分の国では気軽に行ける診療所が色々あって、
行きたい所へ直接連絡し、すぐに予約が取れるとの事。
あとは、この国は医師の質が低い、という意見。

ある人は内臓の問題を抱えていて治療を受けたいと思っていました。
そしてこの国の病院へ行くと、医師から検査を受けるよう言われました。
検査を受けては「異常なし」別の検査を受けても「異常なし」。
そんな事が何度も続きました。
しかし医療知識のあるその人は、自分の病気についてもわかっており、
これ以上検査は必要ない事もわかっていて、その旨を医師に伝えましたが
聞いてもらえなかったそう。
そして検査後も医師は病気を発見する事が出来ず、
原因不明、特に問題ない、という結果を言い渡したとの事。
その人は大変驚き呆れて、治療のために母国へ数か月帰国して、
母国の病院で病気を治してからこの国へ戻ってきました。
この国の医師は何も分かっていない!と怒り気味でした。

別の人の話によると、この国の医師の給料はあまり良くないので、
優秀な医師はもっと給料の高い外国で職を探し、引っ越してしまうとの事。
なのでこの国に留まるこの国の医師の多くは、外国で職を得られる程の
高い能力を持たない残り物か、貧乏国から来た質の低い医師ばかりなので、
この国の医療の質は低いのだ、という事です。

別の人の話では、医師になるためにはかなりの勉強量と努力が必要だけど、
この国では勉強や努力をしたがらない若者が多い事、給料もさほど高くない
事から、医師を目指す者が少なくなってきている。
なので外国人医師を受け入れているが、彼らの質はあまり良くない、と言う話。

他には、子供が胃腸風邪になり病院へ行ったら中東系の医師が担当に。
でもスウェーデン語が酷すぎて何を言っているかわからなかった、との事。
(これは、その人のスウェーデン語もかなりブロークンなので、
お互いの語学力の低さが原因なのかも。)

まあみんな、好き勝手な事を言っているだけかもしれませんけれども

私も実はこの国の医療はあまり当てに出来ない、と不安に思っています。
人材不足やベッド不足のため放置されて症状が悪化する可能性もありだし。
ただ能力や気力には個人差があるから、適当な医師だけでなく、
やる気があり能力の高い医師もちゃんといるでしょうし、
そういう人に運よく当たれば・・・とか、ちゃんと医師や病院スタッフが
十分にいてベッドの空きがありますように・・・と、まるでくじ引きを引くような気持ちです。
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Re: No title

かんぱち様
色んな情報ご紹介付のコメントありがとうございます!
私もイギリスの医療サービスや問題点とこの国のそれとは似ていると思いました。
全てのご紹介情報を読んで、この国在住女性のブログ記事が一番現実味がありました。それわかる!ありえる!って。他のものはちょっと表面的な感じがしないでも・・・。生活の一部としての患者体験が無い、現場を知らない人の話だと、それってどこの国のお話ですか~?みたいに何かが違う気がしてしまいます。

整体師さんの体験記は、観光客が見た現地社会なのよね。
補完医療との連携については良い事かもと思うと同時に、この国の国民性を思うと、自分が責任とるの嫌だから別の所に行ってもらい、そっちで面倒みて責任とってもらえれば気楽、という狡からさが透けて見えたりして。←勝手な妄想ですけど!

日本で連携体制が無いのは、日本のカイロや整体のレベルが十分でないのか経営体制や利権の問題なのかよくわからないけれど、整体がどの程度の医療なのか、アロママッサージ等のリラクゼーションと同類なのかをもっと明確にさせたら良いのになと思いました。なんかあの業界ってグレーな印象なんですよね。

整体師さんが日本は薬を出し過ぎだというのは私もそう思います。私が他EU国でインフルエンザになった時、寝てれば自然に治ると医師に言われ、よくある解熱鎮痛剤を夜だけ飲み4日で治ったのでした。
お金を掛けない医療、というより、薬に頼りすぎず治癒力を生かす医療、という風に私には思えました!

No title

スウェーデン医療制度は、以前にBBCで見たイギリスのNHS(National Health Service, 国民保健サービス)に近いみたいですね。

スウェーデンとかかりつけ医:医療:日経デジタルヘルス
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20140206/332618/

国が保証するのは最低限の医療サービスで、医師への診療報酬も少なく、手術などは何ヵ月も待たされるそうですね。
私がBBCで見たのは、癌の手術を何ヶ月も待たされているうちに、進行して手遅れになってしまったというケースでした。

図録▽医療サービスの不満点・問題点(高齢者意識の国際比較)
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/1860.html

病院の待ち時間の状況-紹介状の義務化は、大病院の待ち時間を短縮できるか? | ニッセイ基礎研究所
http://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=51907
※「5―海外における患者の待機問題」に、イギリス、オーストラリア、カナダ、スウェーデンの話が出てきます。

そのため、金持ちは自費でプライベート・ドクターにかかるようになり、腕に自信のある医師もプライベート・ドクターになってしまうので、ますます公的医療サービスのレベルが下がってしまうようです。
他のスウェーデン在住の方のブログに、こんな事が書いてありました。

スウェーデンの医療事情
http://ameblo.jp/pinkyinsweden/entry-12010741212.html

ただ、日本でも最近は、上のニッセイ基礎研究所の記事のように、大学病院などは紹介状がないと、かかれなくなってきました。
また、スウェーデンは標準医療と補完医療が連携していて、医療費抑制に役立っていると評価しているブログもありました。

スウェーデンと日本の医療の決定的な違い
http://www.kotsuban.jp/wp/2016/06/25/181/
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スウェーデン在住のBraです。海外在住ブロガーやフリーライター、その他メディアがあえて伝えない、書きたがらないスウェーデンの一面を主に取り上げています。

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