乙武さんの北欧訪問

乙武さん、スウェーデンにいらっしゃっていたんですね
彼のブログに書かれている感想を読んでみました。
それによると、彼が北欧4カ国を訪れて最も強く感じた事は、
北欧の人は障害者を特別視しないということ、だそうです。
なぜそう感じたのかというと、誰からも「お手伝いしましょうか?」と声をかけられる事も無く、
特別な対応をされるという事も無かったからだそうです。
そして彼はそういう環境をとても新鮮で心地よく感じたとの事です。

彼は、北欧では誰からも声をかけられず、親切にされなかった理由について、
北欧では、障害者の人が他者から親切にされずとも自由に生きていける社会だからなのだろう、
と書いています。

それを読んで、むむっと思ってしまった私でした。
スウェーデンに住んでいる身としては、ちょっと違う受け取り方をしました。

まず、誰からも「お手伝いしましょうか?」と声をかけられなかった理由についてですが、
これは、スウェーデン人は他人に対してもともと非常に淡白なこと。
スウェーデン人は気さくで社交的な人々という訳ではないので、
知らない人(しかも非欧州人)に自ら話しかけるような事はほぼ無いこと。
障害者のように他者の助けが必要だと思われる人への手助けは、
介護専門の人が仕事としてお給料を貰って行うものだから、
自分がわざわざ(無償で)するような事では無い、と思っていること。
・・・・・のように、自分には関係ないから。介護は自分の仕事じゃないから。
といった事が主な理由だと思うのです。
(だって実の親の介護だって、そういう事は他者が仕事としてする事であり、
自分は介護する義務も必要も全然無い、というのが一般的な価値観ですからね。)

なので、他人から親切にされなくても全然問題が無く生活できる社会だから
誰も手伝いを申し出なかったのだ、障害者を特別視しないのだ、というのは
ちょっと考えが飛躍しすぎではないかな、と思いました。

あくまでも想像ですが、多分困っていることが誰の目にも明らかな状態でも、
誰も自分から「お手伝いしましょうか?」と申し出てはこないのではと思います。(上記の理由で)
でも「手伝ってください!」と言えば、誰かがきっと手伝ってくれるのだろうとは思います。

北欧といえば、福祉が有名だから、北欧では他の国とは全然違った対応をされ、
それが他の国よりも優れたものであるに違いない・・・・・
そういった望みを持ち、結論先にありき、の状態で北欧を訪れ、
良いように解釈されてしまったのかな、という気がしました。

スウェーデンの妊婦さんは、羊水検査をすることが一般的ですが、
検査で胎児になんらかの障害が見つかった場合、
ほとんどの胎児は親の意志により中絶されてしまうのですけれど・・・・・
その事は知らなかったのかしら。

また、冒頭の、教育の面で評価の高い北欧諸国を・・・の件、
スウェーデンの実情に限って言えば、かなり違和感がありまくりです
いや、評価というか評判だけはもしかして高いとか?
やっぱり北欧ってひとまとめにするのは、なるべく止めた方が良いですね。

ちなみに私は、特に社会についての記述をする際に、
「北欧では」という様に十把一絡げにしてしまうのは違和感を感じ、好まないのですが、
乙武さんのブログでは「北欧」とひとまとめに表現されているので、
今回のブログ記事では「北欧」という単語をあえて使いました。
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スウェーデン在住のBraです。海外在住ブロガーやフリーライター、その他メディアがあえて伝えない、書きたがらないスウェーデンの一面を主に取り上げています。

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